それでも僕等は恋を繰り返す



ずっと一緒にいることが当たり前だったから…

「このまま一緒にいる時間もなくなっていくのかな…」

「ん?何??」

「…なんでもない」

スーパーで今日の晩御飯の買い物を済ませたあと、いつものように椿がファッション誌を立ち読みする。

その横であたしは明日安いスーパーを探しスマホをいじっていた。


「夕顔??あたしらもう中三だよ?そろそろ夕顔も化粧とか覚えようよ!!」

必死に検索していたスマホを取り上げ、持っていた雑誌を目の前に突き出された。

…なんか椿怒ってる?

「夕顔可愛いのにお洒落とか全く興味ないじゃん~。チラシ探しもいいけど、そろそろ雑誌も見よう!」


目の前に広がるキラキラと輝く紙面に映る女の子達を見ながら、こんな風になれるわけないと椿の方に目をやる。

「あ、今無理って思ったでしょ」

…ばれてやがる…

「言っとくけど、夕顔めっちゃ可愛いんだからね?なんで気付いてないかな」

ぶつくさ文句を言う椿は、雑誌を棚に戻しあたしの手を強引に引きスーパーを後にした。