それでも僕等は恋を繰り返す



「結局今日も二人か~」

「柊は?」

「あー女じゃん」

あたし達四人はご近所さんで、幼稚園の頃からお互いを知っているいわば幼なじみだ。

ママが再婚し、パパが建ててくれた家に引っ越してきて直ぐに三人と知り合った。

念願だったマイホームを嬉しそうに見つめるママの顔を今でも鮮明に覚えている。

年の同じ子供がいるということで、四つの家族で遊びに行くことも増えた。

毎日が楽しくて、早く明日が来ないかなと眠りにつく毎日。


そんな矢先―――ママが事故でこの世を去った。

聞いた瞬間は何が起きているのか全然理解できなくて。

頭ではわかっていても心がついていかなくて、馬鹿のような言葉を何度も何度も投げかけていた。


「ママ…起きて。もう夕方だよ?ご飯作ってよ…お腹空いた…ねえ、ママ聞いてる!?ママ!!ママ!!!」


「おい夕顔!!」

病院の白いベットで横たわる母の体を何度も何度も揺すったけど起きなくて―――頭ではもう目をあけてあたしの名前を呼ぶことはないってわかってるのに…全然心がついていかない。