何だか酷く虚しい気持ちになって、辺りを見回す。 変わってないなんて……嘘。 全部変わっちゃったじゃない。 こうやって、お祭りの楽しげな雰囲気を見ても、昔みたいにワクワクなんてしない。 大好きだった提灯の灯りも、お囃子のBGMも。 全部全部、あの夏のようにキラキラしていない。 ううん。 違う。 変わったのは、お祭りなんかじゃない。 あたしだ。 あたしは、静かな所に行きたくなって、そのままお祭りに背を向けて神社の裏手に回った。