窓際の天使~私の初恋物語~

私は、どこに向かうかも分からず。

吉沢先輩の後をついていった。


「此処だよ」


そこは、お墓だった。


「此処は?」


「此処は、僕の両親のお墓」


「えっ」 


「突然だったから、ビックリしたでしょ。
ごめんね」


どういう事だろう。


「母さんの命日なんだ」

「そうなんですか」

「僕の名前は、母さんがつけてくれた名前
なんだって。

もしも、家族の誰かが、
迷ったときの道しるべになるようにって
つけられた名前らしい。

父さん、本好きだから、
 
栞って、名前気に入ったみたいで、

男なのに女の子ぽい名前つけたりして」


とても、悲しそうな顔をして、
手を合わせていた。



私も、手を合わした。