窓際の天使~私の初恋物語~

とても辛かったんだ。

私は、吉沢先輩のそばにいたい。


「ごめん……、ちょっと、情けない所を
見せて」


先輩の体は震えていた。


「そんなことないです」


「弟の事は好きなんだ。
弟には、何の罪もないから

でも、
何で愛されないのか、分からなくて、
弟のせいにするしかなかった。

最低だよ」


いつも笑顔でいる、吉沢先輩とは、違って
今は、凄く苦しそうだった。


一人でどれだけ苦しんだんだろう。


どれだけ、悩んで、辛い思いをしてきたんだろう。


そう、考えると、もっと、もっと、
吉沢先輩の事を知って、そばにいたい、
そう思うようになっていた。

私じゃあ、頼りないかもしれないけど、
少しでも吉沢先輩が、楽になれるなら。


「もっと、そういう所、私に見せて
ください。

吉沢先輩の事なら、何でも知りたいです。

一人で抱え込まずに、話してください。

私でよければ聞きますから」


「そんなこと、言われたの。

久しぶりな気がする」


先輩は、私の肩に顔を埋めた。


「少し、このままでいさせて」

「はい」