「ねぇ、いつ起きるの?」







「春優、知ってるでしょ?華子図太いんだからw」







「知ってるけど蘭々だって泣きそうじゃん」






そんな声とともに私は目を開けた。







「みんな…」







「「「「華子…!」」」」







「ただいま」







「おかえりっ、華子ー!」







蘭々はその途端涙腺が崩壊したのか泣き始めた。







「かぁこぉー!ううっ、よ、かっ…だぁー」







「わぁっ、ちょっ、泣かないで!もぅ…私まで泣けてきちゃったじゃんw」






2人で思う存分泣きまくって、笑いまくった。








「あの、さ…やっぱり、戻ってきてほしいの。みんな、華子を…華龍を待ってるの」







「…本当は、ずっと蘭華に戻りたかった。でも、京兄が死んじゃったのは私のせいだと思ってた。だけど、私ねさっき京兄に会って言われたの。俺の守った命無駄にする気?って…よくよく考えてみれば、響也を守って打たれたのに私がこうやって生きてられるのは京兄がまもってくれてたのかもしれない。もう一度、みんなと笑いあったり戦ったりしたい。だから…蘭華に入れてください…」







「「「「もちろんっ!」」」」







4人は声を揃えて私を迎え入れてくれた。







「ありがとうっ!」







ありったけの気持ちを込めてお礼を言って、みんなで笑いあった。







いつぶりだろう?







こんなに笑顔になれたのは。







蘭華と笑えたのは…