「…この…は…の……恋羽っ!」







「んぁー?」







「もうすぐ3時間目だよ?」







授業開始5分後からずっと寝てたなw







「いつ来るんだろうね」







「蘭々、そわそわしすぎw」







ーキーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン







チャイムが鳴った直後だった。







ーブォンブォンブォンブォン







「え?なになにー?」







「バイク?」







教室中が騒ぎ出した。







「蘭々、頑張って。信じてる」







「任せて!蘭華強くなってんだから」







「え?」







「華子がいつでも帰ってこれるようにって。安心出来るようにって」







その言葉を聞いた瞬間、一瞬涙腺が緩んだけど堪えた。







「いってらっしゃい」







「うん!いってきます」







廊下には既に窓から飛び降りようと蘭華のみんなが準備していた。







蘭々も廊下に出て窓から飛び降りて行った。