ーカタカタカタカタ







「蘭々ー、攻めてくんの明日だってー。今日決まったらしい」







「は?明日かwその方が準備できないからってことかな」







「だろうね。それに、目当ては虎翼らしい」







攻めてくるところは…







え?







「蘭々!水鈴高校に来る…」







「嘘でしょ…しかも咲山組って結構強いよね?」







「うん…」







咲山組がついてると何かと厄介。







それに、虎翼が狙われてる。







「ねぇ、華子。虎翼だけじゃあれは絶対無理だよね…」







「どうしよう、蘭々。私、虎翼には何かあってほしくない…もう嫌だ。京兄の時と同じことは嫌だ…」







「大丈夫。蘭華出すから」







「わかった。ごめん。蘭華を信じてるから」







「うん」







そして、私たちは気分が沈んだまま次の日を迎えた。