-響也side-









俺たちが更衣室を出てすぐにパンダ共に囲まれた。







パンダなんて可愛いものじゃない。







ケバいし臭いしで最悪だ。







やっぱり、自然な匂いの方がよっぽどいい。







俺たちが囲まれてすぐに恋羽と蘭々が出てきた。







ビーチボールを膨らませながら…







あれは反則だ…







なんて浮かれてる場合じゃないし!







「蘭々…気づいてないんですけど」







「あぁ、恋羽もな」







そう。







海にいる男共が2人を見ている。







イラつく…とにかくイラつく。







なんで可愛くなっちゃってんだよあいつ…







もともとが可愛いのにふざけんなっての。







結局、俺は恋羽に、奏紀は蘭々に持ってきてたパーカーを着させた。







「おい、これ着とけ」







「蘭々もです」







「「なんで?」」







自覚ねぇのかよ!







「いいから着とけ」







「絶対脱がないでください」







「「…ありがと」」







こいつらなんでこうも息合うんだ…







てか、顔赤っw







「なぁ、恋羽。顔真っ赤」







「んなっ…うっさい」







からかいがいがあるなw







てか、そんな顔されてやめるかっての。







「何?俺に惚れちゃった?」







「ばっ、ばか!」







あ、拗ねた。







まぁ、パーカー来てくれたからいっか。







にしても、色白、透き通ってる、綺麗な体してる…って、俺変態みたいじゃねぇかっ!







「ビーチバレーやろうよー」







ちょうど羽夜が声をかけた。







ナイスタイミング!








こんなむしゃくしゃした時に声かかるって結構助かる。







ひとまず、思う存分楽しんでやる。