-蘭々side-









「あらら、恋羽寝ちゃった」







「ほんとだぁー」







「え?なになにー、俺誘って「てめぇは黙っとけ」はい」







あーぁ、羽夜、そんなこと言ったら響也がキレることぐらい想像つくでしょうが。







「ねぇねぇー!恋羽ちゃんって普段もすっごく可愛のに、寝顔も可愛いんだね」







夕貴もね?







って!







「羽夜?顔、近すぎ」







すこーし殺気を出して睨むと、羽夜がひるんだ。







だってー、恋羽に顔近づけるんだもん。







響也はいいとして、私の恋羽に手は出させないよーだ!







「あの、恋羽って、このタイミングで寝るってことは海に行く気絶対ないですよね…」







奏紀ってやっぱり鋭いなぁ…







「うん。恋羽め、覚悟してろよー」







私がお店に連れてってやる!