「着いたよー」







じゃーんといいながら自慢げな顔をする夕貴は相変わらず可愛らしい。







ーガラガラガラ







羽夜が倉庫の扉を開けると、元気な声とともに、カラフルな頭がそこにはあった。







「「「「こんちゃーっす」」」」







「「やっほー!」」







「こんにちは」







「…」







それぞれな挨拶はいんだけど、こんにちはって言ってくれてるんだから返そうよ、響也…w







「後ろの美少女は誰ですか?」







さすが蘭々!褒められてるなぁ。







私が蘭々の隣にいたらブスが余計目立っちゃうじゃん。







「僕たちの友だちだよ」







「こっちが恋羽ちゃん、んで、こっちが蘭々ちゃん」







「「「「「超美少女…!」」」」」







「よかったじゃん!蘭々!めっちゃ褒められてる」







「はぁ…」







蘭々がやけに大きなため息をついた。







そして、







「恋羽さんって相当な美少女だけど、相当な天然ですよねー?」







は?このオレンジの髪の子はなんつーすっとぼけたことを…







「どっちも間違っ「そうなんだってー!」







蘭々は肯定してる…







「だから、どっちも間違って「おい、幹部室行くぞ」ちょっと!2人揃って遮らないでよー」







なんで響也にまで遮られなきゃいけないんだよぉ…







そう思いながら私たちは幹部室へと続く階段を上った。