数分して、やっと学校に着いた。







暑い中歩くと長く感じる。







「あ、恋羽ちゃんに蘭々ちゃーん」







夕貴が相変わらずの可愛さで手を振ってる。







「「やっほー」」







可愛すぎて私の気力は復活!







私たちが駆け寄ると響也がそっぽを向いた。







「「「「ふーん…♪」」」」







ふーんの意味がわかんないしー!







「なにがふーんなの?」







「蘭々ちゃん、恋羽ちゃんって極度の天然だよねー?」







「そうなんだよねー」







「待って待って!私天然じゃないよ!それに、なんで響也だけそっぽを向いてんの?」







私が顔を覗き込むと顔を赤くしてまた違う方向を向いた。







「ちょっとぉー!ひどくない?」







「「「「「無自覚…」」」」」







なんか響也まで加わってるし!







「無自覚じゃないもんっ!」







「わかったからバイク乗れ」







私と蘭々は乗り方わかんない雰囲気を出して






「「誰のに乗ればいいの?」」







すると、私は響也に、蘭々は奏紀に軽々と持ち上げられ乗せられた。







「あー!抜けがけ!僕だって乗せたかったのに…」







「俺だってそうだー!」







「「黙れ(黙ってください)」」







「「はい」」







そして、バイクは発進した。