「蘭々、先教室行っててー」







「あいよー」







蘭々には先に教室行ってもらった。







あぁ!蘭々クラス知らないはず…







まぁ、いっかぁー。







ーガチャ







「龍くーん(黒笑)」







「華子ー…ひぃっ!」







「どうして共学にしちゃったのかなー?」







「そ、それはですね。な…なんとなくです…」







「へぇ~。じゃあ、歯ぁ食いしばれや!」







「ちょ、ま、ぐっ…」







一発殴らせてもらいましたー!







龍くんとはこの学校の理事長さんであり、虎翼って族の11代目総長なんだー!







あ、ママの弟でイケメンなの。







さーてと始業式は終わってることだしー…何しよっかな、あ、クラス見に行かなきゃ。







多分張り出されてるだろうし。







「あ、恋羽のクラスはSクラス!それと声に出てたよ。」







もうスイッチ切り替わって"恋羽"になってる。







さすが!







「あー、またか。んで、Sって?」







「頭脳明晰、運動神経抜群、容姿端麗の3つのどれかを持ってる人が入るクラスのこと」







「じゃあ、私は「全部で入ったからね?」







「遮ってまで言うことじゃないじゃん!現に私、運動神経よくないし、可愛くないよ!」







「はぁ…相変わらずの無自覚」







「え?なんか言った?」







「なーんも!あ、そうそう。蘭華のみんなはもう1つのクラス、Zクラスにいる」







「はぁ?」







よくよく考えてみれば蘭華の幹部の名前聞いてないな…ってことは変装か!







「ごめん…でも、変装してるだろ。恋羽だってわかんない。俺が保証する」







保証されてもなぁ…







今の私は、ふんわりカールのかかった茶色の髪に茶色のカラコンしてる。







私自身も誰かわかんなくなったぐらいだから、まぁいーや!