八重ちゃんと帰ることになり、わたしがぼっーとしてた理由を話しました。
もうそりゃ大興奮気味で…!
鼻息荒いとか言って八重ちゃんは引いてましたけど気にしないよ!!

「そんなことが…よかったね」
「う、うん…!」

もうさっきのことが夢なんじゃないかと思ってるよー!
白昼夢ってやつ!!

「で、雛は名前くらい名乗ったの?」
「…?名前??」
「折角話せる機会だったんだから自分の名前くらい教えたんでしょ?…え、まさか教えてない?」

oh!ってかそんな余裕ないんだけど!!
だって途中でなに話したのか覚えてないんだよ!!いや、でもイケメンモテモテ嵐くんに名前名乗るとかそんなの無理よ!

「心臓破裂する…」
「あーそうね。雛ならありえそうね。ストーカーっぽい事できる割に小心者だものね」

ぅう…ストーカーっぽいのはなんか自覚してるけど。
はぁでも嵐くんかっこいいし優しいし…あんな人世の中にいるんだなぁ。
ぽわぽわした気持ちで八重ちゃんと別れて家に着いてからもぽわぽわ消えませんてました。
八重ちゃんは別れ際にため息ついてたけどいつもなので気にしない。