｢俺、オマエのこと好きなんだけど｣




わたしは芹沢杏ｾﾘｻﾞﾜ ﾓﾓ 。今、告られてます！

た、たしか私はいま放課後だから帰りの準備をしていて、それでなんで告白されちゃってんの？
いや、なにかの間違いかも…

｢え、あ、あの、なんて？｣

｢は？ちゃんと聞いとけよ！好きだって言ってんの｣

この人は藤井和馬 ﾌｼﾞｲｶｽﾞﾏ 私と同じ学年で
学年１位のモテ男子。

そんな人が私のことを？

｢あのぉ、なにかの間違いじゃ…｣

｢あ？｣

｢え、えっとぉ｣

ちょっとまって、私のこと好きっていっときながらこの態度なくない？
絶対からかってるだけでしょ！
しかも私、藤井くんと喋ったことないんだけど？

｢だって私、藤井くんと喋ったことないし…｣

｢喋ってないと好きになっちゃダメなの？｣

｢そ、そんなことないけど！でも、私信用できないんだもん！｣

｢わかったよ…｣

シュンとした顔をしたとおもったら ニヤリ

｢なら、俺が信用させてやるよ｣

へ？何言ってんのこと人とおった瞬間

耳元で

「これから楽しみだな♪｣

な、な、なんなのこの男～!!//////