私が荷物を持って ドアの方向へ向かうと、 「わー! 違うの違うの! 葵葉ちゃん! そうじゃなくて、 わたしの苗字… 紹介する予定じゃなかったのに…」 あ、 そういうことね。 でもさ、気にしてないよ? 「香澄… わたし、気にしてないよ? わたしこそ、 苗字、聞かないでくれてありがとう。 … 話せるようになったら、 はなすから。」 「うん! で、なんで帰る準備してるの?」 ギクッ んー、理由、 言わなきゃかな~? 誠がいなかったら 話せるのに! あっち行ってよ、ま・こ・と!