葵葉は元姫で元姫のトラウマは葵葉①




私が荷物を持って
ドアの方向へ向かうと、



「わー!
違うの違うの!
葵葉ちゃん!
そうじゃなくて、
わたしの苗字…
紹介する予定じゃなかったのに…」





あ、
そういうことね。

でもさ、気にしてないよ?


「香澄…
わたし、気にしてないよ?

わたしこそ、
苗字、聞かないでくれてありがとう。

話せるようになったら、
はなすから。」


「うん!
で、なんで帰る準備してるの?」


ギクッ


んー、理由、
言わなきゃかな~?


誠がいなかったら
話せるのに!



あっち行ってよ、ま・こ・と!