…なるべく人と関わりたくないのになぁ。
あーもう!!
面倒くさい、面倒くさい。
―――――――一番、苗字を聞かれるのと、
自己紹介が嫌い。
こんなに無愛想なんだから
早く嫌ってくれればいいのに。
あの時私が唯一
ほんとに少しだけ
笑顔を見せれていたのは
氷薇のメンバーだけだった。
……守りたいものが同じじゃない限り
何かがあったら
簡単に人を裏切る人達が
「仲間」
って言う輪の中には
誰一人としていなかった。
守りたいものが同じ、
「大切な人」であり、
みんな辛い過去が有った。
…それを互いに知っていたけど
自分から話すまで
聞こうとはしなかった。
…私の場合、
フラバ(フラッシュバック)が怖くて
結局、話せなかった。
…「総長」って言う立場を
放棄するまで。



