────ゴンっ
────ガサッ
────ズゴッ
私に吹き飛ばされて
壁やらゴミ箱やらに
ぶつかる音と、
私に対する愚痴だけが聞こえる…
「悪いがお前らごとき…
三百でも大丈夫だぞ。」
そう言って
一気に50%まで殺気をあげると、
さっきよりも多くのやつが
失神してしまった。
残りの奴らは
あと数メートルのところまで
来ていたやつも
後ずさり始めた。
あと十人くらいか…
男の子が失神してしまったじゃないか。
自分の怪我で少しは和らげられると
そう思ったのに…
こいつらのせいだ。
私はフードを髪と一緒に
左耳に掛けた。
シャリリ…
イヤリングが心地いい音を漏らす。
「…集団ということは
族だろう?
この、バラの形で
水色の宝石が埋められている
金細工のイヤリング…
見聞きしたことがあるはずだぞ。」



