あー、どうしよう。



どこに行こう。












取り敢えず、路地裏のこの細い道にでも入りますか!

空元気って分かっておきながら、それに抗えない私も、何かと不便な性格だな。

わたしにとって、何が大切なのだろう?

自分はたいせつじゃない、
仲間はいない、
じゃあ、どうして生きているんだろう?

仲間はいないのに、どうして瑞希といる方が落ち着いて、今の方が胸が苦しいんだろ?


わかっているくせに、分からないフリする自分も嫌だけど。



『葵葉!!こんな所でナニシ…!!』



────そこで記憶が終わった。