…今日はずいぶんと物騒だな!!
そう思いながら駆け寄ろうとすると、
斜め前から、人影が。
…しまっ────!!
ドンッ
「…くっ。なんだ?
私になにかする気か…?
このイヤリングを見ても?」
アイスローズのイヤリングを
つけた耳をそいつに向ける。
…今は、
力勝負に対抗できない私が
大柄の男に
両手を片手で拘束されて、
壁に押し付けられている
状態。
…壁。
…壁だから、大丈夫。
「下」にあるものじゃない。
…大丈夫、大丈夫だ。
「…そのイヤリングが
どうかしたのか?
あぁ!?」
…くっ。
こんな時に
アイスローズを
知らない、
裏の世界にいながら、
自分を取り巻くところしか
まったくもって知らない、
残念なやつに
捕まるのか…



