「芽依ちゃんそろそろ行くよ」
おばあちゃんの声がした。
「芽依ちゃん!琉聖!いつまで喧嘩してんの‼︎もう芽依ちゃんとはしばらく会えなくなるんだからね‼︎後悔しないようにしなさいよ‼︎」
「うっせーな‼︎」
「琉聖!いい加減にしなさい!」
おばさんの声と同時に琉聖は、おばさんに引っ張られた。
「芽依ちゃん、乗って」
「はーい」
琉聖と喧嘩したときについた砂をパンパンとはらいながら車に乗り込む。
ドアを閉めると、車の窓がウィーンと開いた。
「芽依ちゃん元気でね!また帰ってきてね」
おばさんが笑顔で言ってくれる。
琉聖はその隣でムスッとしたままだ。
「じゃあ、そろそろ行くよ」
おばあちゃんの言葉に「うん」と返すと、エンジンがかかった。
琉聖とおばさんの方を見つめる。

