つ、着いたけどさ、何?この行く人の目。

超見られてんだけど。

そりゃそっか。

金髪だし、ガラ悪いし。

令嬢には見えねぇもんな。

でも、金は山ほどあるし、家も相当でかい。

初めて引っ越してきた時はすっげー迷ったわ。

まぁ、そんなことは置いといて、行くか。

理事長室だよな?

んー。と、

……こ、ここはどこだ?

??「ねぇっ!君転校生??」

道に迷っていると、一人の可愛い感じの男の子が話しかけてきた。

か、可愛いー!!!

蘭「え、あ、うん。そうだよ?ねぇ、理事長室どこかわかるかな??教えてくれない??」

絢「うんっ!いいよっ!僕、絢瀬羅糸(アヤセライト)!よろしくねっ!」

蘭「私は、東城蘭莉(トウジョウ)。よろしくね。蘭莉でいい。」

絢「蘭莉、クール系の子だねっ!!この学校にはいないようなタイプっ!!」

蘭「クール系って。普通じゃない?てゆーか、理事長室。」

絢「おぉ、忘れてたっ!行こっか!」

蘭「あぁ。」

私は、それから、羅糸くんに理事長室を案内してもらい、羅糸くんは教室に帰っていった。