藤崎くんはスカートと太ももの間に少しだけ空くその『隙間』フェチである。 ロープで縛り付けた途端、暴れ出す松山さんを何度も殴り付け意識を飛ばすのには苦労した。 普段は引きこもりがちな藤崎くんには体力があるはずもなく、松山さんを大人しくぶら下げる作業にはだいぶ時間を浪費してしまった。 しかしここは誰も近寄らない場所だ。いくら時間を費やそうと物音をたてようと、バレやしないだろう。たいした不安などいっさい持たなかった。