そこには汚れたセーラー服を身にまとった同級生の松山さんが、グッタリとマブタをとじてロープに吊るされていた。
今や誰も近寄らないはずの旧校舎。草木が無造作に生い茂っている裏庭には寂れた倉庫があって、カギを破壊されたドアが半開きになっていた。
『─────…うっ!!』
──────────どぴゅっ…
右手の動きが止まると同時に藤崎くんの下半身から勢いよく放出された白い液体が、倉庫の中央で吊るされている松山さんの太ももにかかった。松山さんはお構い無くすでに虫の息だ。
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