兄妹✕姉弟

そんな事を思っていると


ブーン〜……

「は、蜂ーーーーー?!泣」



目の前に熊蜂が出没し、つい
大きな声が…







ヤバい






これは逃走だね

私は、頭から血を流したまま
教室に走って帰ったのでした。



……

「誰かに見られちまったな。」






教室



「美月ーー」

「え!?風香?保健室に行って…。っというか、頭から血、まだ出てるよ!?」



彼女は有栖川美月
私の大親友で、とーっても綺麗な子なの!
もーお姉ちゃんって感じ。


「あのね、あの〜…。私……遭遇しちゃったの」

「へ?!どういう事?」


私は今まであった事を美月に話した。


「なるほどねー!そりゃ災難だった。でも、影しか見えなかったんでしょ?」

「まあ、そうだね!良かった良かった」

「良くはないけどね。っにしても我が弟に似てるわー」

え!?美月って弟いたんだ。
初めてしった
親友歴3年半(現在高校1年生)
そんな事もあるんだなー


「美月、弟いたんだー。何て言うの?」

「有栖川青伊!青伊も同い年だよ。クラスは3組」


青伊?…どっかで聞いた事が………




「あぁ!!!!!??」


そういや保健室の時!






「風香!?どうしたの」

「美月。あのね、保健室事件の時女の人が青伊って言ってた気がするんだけど。」

「あーー。ありえるかも」


え!?何で?美月お姉ちゃんだよね?
しからないのかな。


「違うかもしれないよ?」

「でも、多分そうだわー。あいつならやりそう」

お姉ちゃん!!もっと弟を信用しなきゃ!

「美月ったら…笑」

「っにしても風香知らないの?私の弟。月の王子って言われて結構有名なんだけど」

「月の王子!?彼が?私のお兄ちゃんが太陽の王子って言われてるのは知ってるけど」

そうなのです。私には兄がいます
もう、それは自慢の兄で

そんな兄はみんなに太陽の王子と言われています。


「え!?太陽の王子が風香のお兄ちゃんなの!?」

「そう、だけど?私も美月の弟が月の王子だなんて」


「びっくりだなー」

美月はかなり驚いている様子。
そんなにお兄ちゃんと似てないかなぁ
ちょっと残念