兄妹✕姉弟

風香side

「美月達遅いねー。日向」

「そうだな。5分も遅れてる」


どうしたんだろ美月
嫌になっちゃったのかなぁ


「風香ー!!」


「あ!美月〜」


前方から背の高い男の子と一緒に来ている美月の姿があった。


良かった!





「遅れてごめんねー」

「もう、来ないかと思ったよー。ねぇ日向。」


「確かにな。笑  青伊、昨日ぶり」

わー。これが青伊君?!

美形すぎる…


何、あの整った顔



切れ長のぱっちりした目で
小顔で
スラっとした体型で
さらさらの髪で
薄い綺麗な唇で



完璧だ…

「風香?   あ………完璧でしょ?こいつ」


美月は青伊君を指さした



「何だよ姉ちゃん?!」


うわ…すっごくエロい声
ビックリしてただけなのに
やっぱり違うんだね




……っというか





「何で思った事が分かったの?」

「風香、鈍感すぎ。自分でいってたじゃん」


「えーーー?!嘘ぉ」


「風香らしいな笑笑」