「そ、そんな事しないよ!先輩は。だって……「分かんねぇじゃん!」 私の両手首をぎゅっと掴んでほどけないようにする雨。 その反動で持っていた、書類とジュースが床に落ちる。 「どうして、そんな事、言えんの?男、甘く見すぎ。」 「だけど……!葵先輩は、……」 「葵先輩、葵先輩、うるせーよ!」 「んうぅ!!」 強引に私の唇を奪う雨。 いつもの強引に奪う甘いキスじゃなくて、余裕がないキス。 本当に勘違いしてる。どうにかして、誤解解かなきゃいけない。