「素直じゃなくて、悪いかよ。」



いざとなったら、凄く怖い。



だけど、そんな私に気づかず歩き出してしまう雨。



やだよ……。おいていかないで!




反射的に懐中電灯を持ってない雨の手をぎゅと掴んでいた。



そんな私にびっくりしたような顔をする雨。



「あの、こ、怖いから手、繋いでいいですか?」



雨を見上げてそう言ってみる。



「どーぞ。」



クスリと笑いながらそう言った。



やっぱり、怖いけど……ちょっとだけ安心出来る。