「じゃあ、私そろそろ待ち合わせ時間だから」 風ちゃんが、携帯の時計を見ながらそう言う。 風ちゃんは、私の家から待ち合わせ場所に行くの。 「楽しんできてね!」 「うん。茉林もね」 そう言って私の部屋を出ていった。 うぅ、もう少しだ……。緊張するなぁ。 _……ピンポーン 私は、かごバッグを片手に急いで1階へ降りる。 「お、お待たせしました……!」