「返事は、いらない。気が向いたらでいいから」 そう言って池田君は、教室から出ていった。 ……知らなかった。池田君が、私の事好きなんて……。 ぼんやりしたまま下駄箱に着いた。 「おせーよ。何、してたんだよ」 傘立てから立つ雨。 「あっ……いや、ちょっと、ね」 そう言いながら地面に靴を置いた時、ヒラヒラと池田君に貰ったチケットが胸ポケットから落ちる。 雨は、それを拾って内容を見ると、