「素直じゃなくて、悪いかよ。」



「あのっ!今日は、ありがとう」



「あぁ、別に」



目を逸らしながら素っ気ない返事をしてくる。



「じゃあ、また明日。」



そう言って、玄関の扉に手をかけた瞬間、



「やっぱ、待って。」



もう片方の手首を引っ張られた。



「どうかした?」



突然の事で戸惑う私。



雨は制服のポケットの中からチケットのような物を出し、



「これ、」



私の前に差し出す。