「おはようございまぁーす。」
青年達は挨拶をすると、支度をして働き始める。
既にお店はお客さんで溢れかえっていた。

お客さんが帰ると、その席を片付けながら煙草吸ってサボるのが彼等の日課だった。
「はぁ〜いジルさん♪」
「いつもわりぃなぁ…」
金髪の青年が煙草を差し出す。
「ジルさんまた咲人さんのことですかぁ?」
「そうなんだよぉ…」
「お見通しですよ♪
タバコも進みますねぇ♪」
ふざけた口調の彼はなかなか鋭く、機嫌取りに煙草を差し出していたようだ。
「実はよぉ…
アー写撮ったってのに咲人が辞めるって言い始めたんだよ。」
「ほぉ
またですか!?
話してください♪」