Endless run


「は?」
麗路は眉間にシワを寄せてなかなか見せない鬼のような形相になった。

「んすかそれ?」
言葉遣いも荒く麗路まで機嫌が悪くなった様子。

「咲人が先輩に先手を打って良いように説明したんだろうな。」

「バンド辞めるって言ったら先輩から理由聞かれて、葵さんにやらされてたって説明したって事ですよね?」

「そうだよ。
おまけに若手バンド潰したって事で責め立てられてるらしい。
地元のシーン活気が無いのに若手潰してなにやってんの?みたいな感じらしい。
あいつ無駄に先輩に可愛がられてたからな。
おまけにギャ(バンギャ V系のファンの女の子)の中でもそういう話が回ってるらしい。」

「なんなんすかね?
義理も恩もクソも無いんすかね?
俺から手を回しときましょうか?
どんな手段でも使いますよ。」

「お前が手を汚すことは無い。」

「尻尾なんて出しませんよ。
でも、ジルさん言うなら自分は今回黙ってます。」

「気持ちだけで嬉しいよ。
でも、俺も何もできないしとりあえず様子見よう。」

「分かりました。」