転校生は幼なじみ。

 でも美紀ちゃんの人見知りっぷりは異常なほどだ。
 朝、一緒に登校したときなんか人とすれ違うだけでもかなりのストレスになっているらしく俺の後ろに隠れてばかりだ。
 俺も挨拶するような友達も……いなかったから良かったもののもしかしてたら気絶するまでいっていたのかもしれない。
 「でも大丈夫さ。あいつは8年も会ってなかった俺と普通に喋れてるんだ。友達見つけたらすぐにしゃべるようになるさ。」
 「おまえこそ友達を見つけたほうがいいんだけどな。」
うう、 確かに俺には友達と言える人は右手で数えきれるほどしかいない。
 「まぁ俺は特別に友達がいないからな。今から作ろうとしても作れねぇよ。右指の数だけでも友達が残ってくれただけでも嬉しいさ。」
 「いまからでも遅くない。誤解を解けば誰でも……」
 「誤解を解いてなんになるんだよ。勘違いしたいやつにはさせておけばいいさ。」