転校生は幼なじみ。

 「もうこうなったら2日でも3日でも生き抜いてやるわよ。翔、料理はどのくらいできる?」
 「そこまで上手くはないけど簡単なものならできるよ。」
 「よし、じゃあ餓死になることはないと。」
 男子としては料理はできる方だがオムライスが限界だ。オムライス一つというのは育ち盛りの高校生にとってさみしいものがある。
 「でも、美紀ちゃんも少しは手伝ってよ。料理は好きだけど3日間も料理するのは疲れるから。」
 「え、でも……うん分かった。」
 どうやら俺の顔を見て意見を変えたようだ。不良と間違われるほどの不器用っ面もたまには役に立つものだ。
 「その代わり……というか忠告。私が料理すると食べ物が不味く……じゃなくてすごい独特な味になるけどそれでもいいよね。」