想い 〜小さくて大きなわがまま〜



中学3年。


体育祭も文化祭も全部最後の年。

そして、高校受験をする年。


私には中学1年から、ずっと好きな人がいた。
誰にでも優しくて、スポーツ万能で…
みんなから好かれていた。


みんなと同じように冗談を言いあったり、笑いあったりはできた。

けど、遠くて私には手の届かない存在だった。

どんなに頑張っても、彼はきっと私の気持ちには気付かないだろう。

ずっとそう考えていた。