生意気くんと照れ屋ちゃん

「お泊り会といえばー、定番の…」





「「「「恋バナ!!!!」」」」





ちゃっかり希愛ちゃんもノリノリだし…





とか言いながら、私もちゃっかりw





「んじゃ、まず、それぞれの好きなところ暴露から行きますか」





「じゃあ、そんなことを言った本人の龍也くんからね」





「えー、俺は、るりあが友達思いなとこも可愛いとこも天然なとこも好き。その割には頭良くてしっかりしてるからもっと好き」





きゅ、急に真面目なことを…





「るりあは?」





「え、え…えと、るりあ、は…」





真っ赤なるりあちゃんはなんか息詰まってるw





「えと、その…心配してくれるところとか、あの…か、かっこいいところ…かな」





「か、かわいーっ!」





私はついついるりあちゃんに抱きついた
顔真っ赤ではにかむとか…





公の場でそういうことやったらそこら中の男どもが鼻血吹き出してぶっ倒れるよw





あーぁ、龍也くんがまた突っ伏してるw





「次誰ー?」





話し終わって気楽なるりあちゃん。





「順番的に希愛ちゃんと蒼斗くんかなー」





「んじゃ、先どうぞ!」





「え、うちから…?」





結局るりあちゃんからとなった。





「うちは…一目惚れだったからなぁ…」





「え!マジで?俺もー!んでんで、どこが好きなの!?」





「そういう風に興味のあることに目キラキラさせたり、仔犬みたいで可愛らしいとこ…って、恥ずっ///」





「希愛かっわいー!あ、俺はねー、って言っても俺も一目惚れなんだど…可愛くて優しくて面白くてなんだかんだ全部好きだなー!」





あ、希愛ちゃん顔隠してるけど耳まで真っ赤っかー!w





私はもう慣れたから真っ赤にならないもーんだ!





「次は…先輩からにしましょ!」





「げっ…私は、朔ねーw最初は生意気で、こんなやつ絶対嫌って思ってた。でもね、私の変化にいち早く気づいてくれたのは朔だったの。それで、そのうち好きになってたんだよなぁ…」





「俺は蒼斗くんと同じ一目惚れでしたけどねー!」





「そ、そうなのっ!?」





「はい!」





初知りですねぇ…





まさかの一目惚れとは…w





「そんで、好きなとこは?」





る、るりあちゃん…





そのキラキラの目が怖いっすw





「す、好きなとこは…いつもチャラチャラしてるくせに、笑ったら無邪気で太陽みたいに、明るいとこ………希愛ちゃんの気持ちよくわかった…恥ずいねw」





「うわぁー!まりあちゃん顔真っ赤じゃんw」





「はぁっ!?龍也くん何言ってんの!私もう慣れたんだから!」





「いやいや、まりあー、そんなこと言えないよwなぁ、希愛」





「うんうん!」





蒼斗くんといつの間にか戻ってる希愛ちゃんまで…





「まりあちゃんはいつになっても慣れないと思うよ!」





うん…?るりあちゃん?どういうことでしょうか…?





「やっぱり先輩かわい♪」





「なっ…!ちょ、待った…もう、無理です…」





私の心臓が危ない!





破裂寸前どころじゃなく破裂してるに近い状態…





だってだってだってー!





あんなこと言ったあと、朔がだ…抱きついてきたんだよ!?





心臓破裂するじゃん!





しかも、前から思いっきりぎゅーって…





私、るりあちゃん、希愛ちゃんの順番になってて、私の前に朔、るりあちゃんの前に龍也くん、希愛ちゃんの前に蒼斗くんって風になってるの。





だから前から来るのー!!





「次、朔くん!」





「俺はねー、可愛くて、言いたいことちゃんと言えてすっごく照れ屋さんなとこだなぁ…全部好きだけど、何よりも先輩の笑顔が大好きなんです♪」





「きゃぁーーーー!」





希愛ちゃん、悲鳴をあげるなや…





「わぁー!顔真っ赤で可愛いー!」





るりあちゃんにバレた!





「朔、お前その笑顔に惚れたんかw」





「そーそー。だって先輩可愛すぎるもん」





「俺にはるりあのが可愛いもんね」





「龍也にはわかってほしくないわ。俺だけ知ってりゃいーの!」





顔の温度上昇中…





るりあちゃんと共にw




このお泊り会でわかったことといえば、3人の彼氏さんはSっ気が強いこと…





なんだかんだで波乱の巻き起こったお泊り会は終了いたしましたw