公園に着くと、噴水のところで朔が座っていた。





「朔ー!」





「先輩!」





私が声をかけるとぱあっと笑って駆け寄ってきた。





いつ見ても、朔の笑顔は本当に無邪気で明るい。





朔には秘密だけど、いつもこの笑顔で癒されているのだ。





「どこ行くの?」





「え?あ!…内緒です♪」




不意打ちで不敵に笑う彼にドキッとした。





朔は私にとって自慢の彼氏。







少し歩くと大きなショッピングモールが見えてきた。





「ここー?」





「そうです!」





「ほんと!やったぁー!」





このショッピングモールは、私が今1番行きたいところだった。





「…!?」





「どうしたの?さっきもぼーっとしてたみたいだけど…?」





「い、いえ…別になんでもないです」





「そう?」





「はい…」





やっぱりおかしい。





反応がなんか違和感ある。





あんま気にしないでおこう。





気にしすぎると朔に心配されちゃうからね。





いざ、ショッピングモールへ!