「いつ空いてるー?」





「いつでもー!夜ご飯?」





「そそ」





私の親友の1人、希愛-noa-ちゃんと話していた。





希愛ちゃんは目がぱっちりしていて、黒髪ボブの似合う可愛い女の子。





「せーんぱいっ!」





前の方から声が聞こえた。





「何?」





声の主は




「今日も可愛いですね!」





あの日以来、すれ違うと声をかけてくるアイツ…





「だから、目おかしいって」





「そんなことないですよー」





「いやいや、ありがたいけど目医者オススメする」





「先輩ひっどーw」





「はいはい、こーゆー人ですから」





彼は朔-saku-というらしい。





案外イケメンな顔してるけど、私には第2の恋が最近始まって上手くいってるから興味ない。





それと、希愛ちゃんも朔と一緒の剣道部だからお互いに面識はあるらしい。





「朔!まりあ先輩困ってんじゃん!先輩になんてことすんの!?」





この子は部活の後輩で可愛らしい子。
琉月-ruru-ちゃん。





小学生の頃、関わりがあったからかすごく懐いてくれている。





朔と琉月ちゃんは幼なじみらしい。





でも、琉月ちゃんには好きな人がいるとか…





「ありがとう。大丈夫だよ!」





「ほんとすみません…」





「謝んないでよw何かあったら殴とっくしさ」





「ありがとうございます。もう、こいつなんてどんどん殴っちゃってくださいっ!」





私も私だけど、笑顔でいう琉月ちゃんが怖いw





「もー、俺だけ仲間はずれ的なのやめてくださいよー」





「は?あんた仲間はずれも何も仲間じゃないし…」





きついねーw





「あ、そろそろチャイム鳴るよ?」





ナイス!希愛ちゃん!





「じゃ、また部活で」





「うん、バイバイ」





「先輩、俺もバイバイ!」





無視無視。





「いいの?無視って」





「ん?いーのいーの。関係ないから」





「でも、朔くんだっけ?絶対まりあちゃんのこと好きだって」





「いや、それはないんじゃないかなー?」





「そうかなー…うち的には好きだと思うんだけどなぁ…」





だとしても私は知らない。





だって、朔のことなんて好きじゃないもん。





まぁ、あんなやつは一生好きになることはないな。うん。