眠い…眠い…眠い…眠い眠い眠い!





じゃなーい!前には朔がいる。





会いたくないときに限って会ってしまう。





なんでこうなるんだろうか…?





そーっと行くと逆にバレるから早めにササッと動いた。





ふーっ。なんとかセーフ!





と思いきや…





「あーっ!先輩だぁー!」





げっ…なんでここで見つかんのー!





けど、ここは平然を装って…





「なに?」





「先輩髪切ったんですねー!すごい可愛いですっ」





「あ、ありがと…」





顔だけがどんどん熱くなってく。





「ん?やけに先輩素直ですね…?」





そう言って顔を覗き込んできた。





ぐりんっと反対方向に顔を背けたのに、指摘してきた。





「先輩、顔真っ赤ー!めちゃくちゃ可愛いんですけど、大丈夫ですか?」





「だだだ、大丈夫だから!気にしないでっ!」





「あ、まさか、俺に惚れちゃいましたっ?」





「なっ…なわけないでしょっ!」





「ハハッw冗談ですってーw先輩の反応があまりにも可愛いからついついw」





「もうっ…!」





朔は本当に調子のいい奴だと思う。