あれから数日後、作戦はいい方向に進んでいた。





今ではるりあちゃんにまで手を出し始めた。





いつ、何があってもいいように私たちは常に一緒に行動していた。





そんなある日…





「ねぇ!見て!」





るりあちゃんが1枚の紙切れを持ってきた。





「なにこれー?」





よく見てみるとお呼び出しのようだった。





「「5時間目が終わったら、3-6まで来てください。柊哉」」





「おぉー!」





「ついに決行の日が…!」





今までは、相手の女の子から好きと言わせるようにしていた。





でも、るりあちゃんはそういうことをするような子じゃない。





だから、自分から仕掛けようとでも思ってるんだろう。





「じゃあ、希愛ちゃんと一緒にとなりの教室で隠れてるね」





「わかった」





「あいつ、何するかわかんないから、なんかされたら大声で叫ぶんだよ?」





「うん!」





希愛ちゃんの言う通り。





自分から仕掛けるのならば余計にそうだ。





特に、学年1美少女と言われるるりあちゃんは誰よりも危険。





なんたって、自分から仕掛ける=好かれてると思ってるから。





何がなんでもるりあちゃんを守る!