生命が羽ばたくとき

しわがよっているであろう眉間に、光輝は指でつついてきた。



「机の角で小指ぶつけた……」



少し痛そうに、それでも笑って。



私は演技をした。



「ならいいけど」



そう言って光輝も、私に釣られて笑顔になった。



「……っ!!」



その時何、でか私は光輝から視線を外してしまったんだ。



別に光輝の笑顔なんて、たくさん見慣れているはずなのに……。



それとも光輝のあの言葉を、気にしているから……?