生命が羽ばたくとき

それに対して席も離れていない。



わざわざ休み時間に来る必要があるのか?



女子というものがわからない。



「おい有賀ー、お前も女子だからいい加減俺のいうこと聞こうか」



「そうですね、早速ですが拒否させていただきます」



これもこのクラスでは日常の風景。



だるそうにやってるくせに、顔だけいっちょ前に揃っているだるせんは女子に人気がある、らしい。



萌が前に騒いでいた。



君は心に決めた相手がいるではないかっ!



と私がツッコんでいたことを未だに覚えている。