生命が羽ばたくとき

むしろ逃げたことが正解なんだ。



私は逃げようとしても恐怖に負けたんだ。



いくら何でも高田は、再会することを予測していた。



それでも恐怖に顧みず、逃げたことが凄いんだ。



「弱虫と言ってもいい。でも、俺は逃げたことに後悔はしていないっ……!!」



ほら、現に高田の答えはこれなのだから。



私は近くに落ちていた、ひらべったい木の棒を取り、あの男共に近づいた。



「あのさ聞いていれば、テメーらの方が弱いよな?



何?人間イジメて、それを強いと感じているっつーのか?



あほらしっ。よーわっ」