生命が羽ばたくとき

下駄をカタコトと鳴らし、高田の背中を追う。



彼が辿りついた場所は、神社の外れで人影なんて全くない所だった。



私は高田にバレないように、木陰に身を隠した。



「やべー……、目が合っちったかもしれねー……」



大きなため息をつき、高田は自分の顔に手を被せた。



「そうだねー?目が、合っちゃったねー」



高田の背後からは、別の男性の声。



声は1人だが、足音は複数。



それに気づいた高田は、目を見開いて驚いていた。