生命が羽ばたくとき

この当たりに静寂と、花火の大きな音だけが響く。


数回か華が咲いて、散った時。


萌がやっと動き出した。


動いた萌を見て、私たちは喉を鳴らした。


「あ、あのね話があるの………」



さあ、いけっ!もえもえー!



「あたし、いつまでもわがままだし、可愛くもないし、元気しか取り柄がない。



でも、いつからかずっと思っていた。



和希とずっと、ずーっと、笑っていたいって……」



言え、溜まっていた思いをブチまけろ!



「好きっ……」