生命が羽ばたくとき

私は声が聞こえた方に、ゆっくりと振り向いた。



「やっぱり…!咲だ!!」



「未桜…!」


そこにはかつての親友、兼私たちの幼なじみ’sの未桜がいた。



未桜は私に向かって駆け出してきて、ギュッと私を抱きしめた。



この温もりが、小学生ぶりでとても懐かしかった。



「で?お隣は?彼氏?」



「いや、和希の親友」



「あ、そっか萌と和希と同じだもんね…」



何故君は知っている。