生命が羽ばたくとき

やめろ、人の机で勝手に寝るな。



私の心とは反対に、口は何も言えない。



「咲ちゃーん、教えてー」



「ちゃん付け、やめてください。気持ち悪いですよ。その仮面も」



「その仮面って?」



「おや、悪い癖が出てしまったようですね。こちらの話ですので」



無回答の問題に、ヒントやアドバイスを送る。



やっと理解し、自分で解けるようになった頃。



私は昨日の読み途中のケータイ小説を開いた。