生命が羽ばたくとき

そんな時に限って、彼は毎回私を奮いただせるんだ。



「咲平気かな?目、覚めてっかな?いや和希から連絡来てねーし、やっぱり眠ってんだろうな」



こんなにも私のことを、心配してくれている。



私は少し微笑んでしまった。



こんなに幸せなのは、生まれて初めて。



「光輝」



私は腕を彼の首元に巻き付け、耳元でそっと囁いた。



「知っての通り、私は心も身体も全てが汚れてる。



そのせいでたくさん光輝に迷惑がかかるかもしれない。



光輝が呆れちゃうかもしれない。



それでも良ければ、私のことを好きでいてください」