今度は右から、萌の声。



「咲は自分の価値を下げすぎてるよ」



そして前から、夕美の声。



「咲は素敵な女性だ」



夕美の隣にいる廉から。



「咲のことを全て知った上で、全てを受け止める覚悟をした上で、あいつはその手紙に想いをぶつけたんじゃねーのか?」



左にいる友貴から。



「悔しいけどさ、俺らよりも光輝の方が本当のお前をわかってるよ」



そして、和希から。



「その鎖を壊そうよ。何かあったらあたしたちがいる」



“俺が側についているから”